感震ブレーカーを設置しましょう
公開日 2020年07月30日
更新日 2026年03月16日
電気火災対策には、感震ブレーカーが効果的です
阪神・淡路大震災や東日本大震災では、地震後の火災原因の約6割が電気関係によるものでした。倒れた電気機器や損傷した配線、停電からの復旧時に発生する「通電火災」が主な原因です。
感震ブレーカーは、地震発生時に設定値以上の揺れを感知したときに、ブレーカーやコンセントなどの電気を自動的に止める器具です。感震ブレーカーの設置は、不在時やブレーカーを切って避難する余裕がない場合に電気火災を防止する有効な手段です。
大規模地震時における出火原因
阪神・淡路大震災 |
東日本大震災 |
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※地震時における出火防止対策のあり方に関する調査検討報告書、平成10年(消防庁)より |
※日本火災学会誌「2011年東日本大震災 火災等調査報告書」より |
令和6年能登半島地震
最大震度7を観測したこの地震では、石川県輪島市の朝市通り周辺で大規模火災が発生し、約240棟が焼損しました。総務省消防庁消防研究センターが行った火元と思われる建物の調査において、火気器具等の使用がなかったこと、屋内電気配線に溶けた痕跡が認められること、また、地震後に停電が発生し、約50分後に電力会社による試送電が行われてからの火災であったことなどから、電気に起因した火災が発生した可能性があると指摘されています。
なぜ通電火災が起きるのか
地震による通電火災が発生する原因には、次のようなものが挙げられます。
- 転倒した電気ストーブなどが、復電時に通電して周囲の可燃物に着火する
- 断線・損傷したコードが、復電時にショートして発火する
- 復電時に発生した電気的火花が、ガス管の破損等により漏れ出たガスに引火し、爆発する
感震ブレーカーの種類
感震ブレーカーには、分電盤タイプ(内蔵型)、分電盤タイプ(後付型)、コンセントタイプ、簡易タイプがあり、設置場所や費用に応じて選ぶことができます。
| 分電盤タイプ(内蔵型) | 分電盤タイプ(後付型) | ||
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分電盤に内蔵されたセンサーが揺れを感知し、ブレーカーを落として電気を遮断します。 |
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分電盤に感震機能を外付けするタイプで、漏電ブレーカーが設置されている場合に設置可能です。 |
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価格:約5~8万円(標準的なもの) |
価格:約2万円 |
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電気工事が必要 |
電気工事が必要 |
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コンセントタイプ |
簡易タイプ |
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コンセントに内蔵されたセンサーが揺れを感知し、コンセントから電気を遮断します。 |
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ばねの作動や重りの落下によりブレーカーを落として、電気を遮断します。 |
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価格:約5千円~2万円 |
価格:約3千円~4千円 |
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電気工事が必要なタイプと、コンセントに差し込むだけのタイプがある。 |
電気工事は不要 |
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※価格はメーカー・工事費等により異なります。設置前に電気工事業者等にご相談ください。
設置にかかる注意点
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- 医療機器をお使いの方
- 生命維持に関わる医療機器をお使いの場合は、バッテリーや無停電電源装置(UPS)のご準備をお勧めします。
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- 停電への備え
- 夜間に作動すると室内が暗くなります。足元灯や懐中電灯を常備しておきましょう。
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- 電気を復旧する前に確認を
- ブレーカーを戻す前に、ガス漏れや転倒した電気機器がないか、配線が傷ついていないかなどを必ず確認してください。







